【モバマス】武内P「変身っ!」本田未央「!?」
【モバマス】武内P「変身っ!」島村卯月「!?」
「ねえ、私に隠し事してるでしょ!?」
喫茶店の奥、私はプロデューサーに詰め寄った。
思いの外大声が出てしまい、慌てて回りのお客さん達に頭を下げる。
「……」
目の前に座るプロデューサーは、右手を首筋にやって困り果てている。
だけど、この困り方は説明に困っている訳ではない。
どうやって誤魔化せば良いのかと思案する困り方だ。
「……しまむーも、しぶりんも何か知ってるみたいだし」
私だけ、仲間はずれにされている。
あの二人の事だし、このプロデューサーだ。
話せない事情があるのはなんとなくわかるし、それが悪意の無いものだともわかる。
……でも、やっぱり寂しいじゃん。
「本田さん……申し訳、ありません」
プロデューサーの答えは、私の望むものではなかった。
思わず俯いてしまったが、顔を上げた時、どんな表情をすればいいのだろう。
わかんない……全然、わかんないよ。
「きゃああああああっ!?」
「なんだこのバケモノは!? やめ、くっ、くるなあああ!!」
外から聞こえる、大きな悲鳴。
それにハッとなって顔を上げた時、プロデューサーはいつになく険しい表情をしていた。