【うまる×デスノ】月「こっちに住むって?」うまる「うん」
さて、僕が都内の名門「東応大学」への進学を機に一人暮らしを始めて半年が経つ。
高校生の頃よりも時間が出来た分、より退屈な日々を送るようになった。戯れにアルバイトをしてみたりもしたが、上司でさえ馬鹿ばかりで嫌になり、すぐにやめてしまった。学費はリエイトで稼いでいる。
今はもっぱら大学の研究室にこもり、何か大きなことでも起こして名前を残すことが出来れば良いかなと漠然と考えながら実験を繰り返している。
その日も、いつもと変わらなかった。夕方、自宅のワンルームで母の幸子からの電話を取るまでは。
幸子「そちらに住めれば良いかなって、ね」
月「住むって、母さんが?なんてね、はは。そうか、粧裕の高校受験が近いからね。こちらで…」
幸子「うまるよ」