シンジ「僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット碇シンジ…でした。」
「チルドレンの今を、追う。」
碇シンジさん。24歳。
元特務機関ネルフのパイロットだった。
―おはようございます
シンジ「おはようございます。」
―これからどちらへ?
シンジ「仕事です…」
―現在の、お仕事は?
シンジ「コンビニ店員です。昔のコネで…ネルフが解体されてからはずっと。」
シンジ「父さんは……無職になっちゃいましたけど」
―やはり、就職難の影響?
シンジ「そうですね。エヴァはまるっきり才能で動かせるものでしたから……」
シンジ「資格とかでもないし…ネルフ以外では何の役にも立たないスキルです(笑)」
シンジ「父さんはコネで司令になれたようなものでしたし…」
―ネルフが解体されなければ…
シンジ「まあ…ちょっとは生活も楽でしたでしょうけどね」
シンジ「でもま、版権収入もありますし。」
シンジ「補完計画を阻止しちゃったからには解体は免れないでしょうし。」