【シャニマス】西城樹里と支え合って
アイドルそれぞれにPがいます。
薄暗い舞台袖と、すぐ前には眩しいくらいのスポットライトに照らされたステージ。
ふと隣を見ると、よく知った少女が立っていた。
西城樹里、俺の担当アイドルだ。
「……次は準決勝か…。絶対カッコよく決めてやる……」
ユニット衣装に身を包んだ彼女が呟く。
その表情は不安と緊張に満ちていた。
「大丈夫。いつも通りやれば上手くいくよ」
そう言って俺は、微かに震えている樹里の手を取る。
彼女は一瞬慌てたがすぐに落ち着きを取り戻したようだ。
「カッコいいステージ、期待しているよ。俺もここで見守っているからさ」
「……ああ、見ててくれよ。バシッと決めてきてやる!」
手を力強く握り返される。さっきまでの不安な表情は無くなっていた。
「放課後クライマックスガールズ!! おーー!」
ユニットリーダーである小宮果穂の元気な掛け声に続き、樹里も光に照らされたステージへと駆け出してゆく。
そして彼女たちは……。
…………。
……。