【ガルパン】「転生したら役人だったので大洗女子学園の廃校を阻止する」
役人「大洗の廃校?そんなものはナンセンスだ。私もこんな男に転生するとはつくづく運が無い。今回ばかりは見守らせてもらおう」
~第63回戦車道全国高校生大会~
サンダース大学付属高校VS大洗女子学園
役人「席はここか。さてと試合が始まるまでパンフレットで確認するか。大洗は…んん?大洗の登録車両が38(t)のみ?」
役人「訳が分からん。どうなっている?」
アナウンス「間もなく試合が始まります」
役人「本当に大洗は一両のみなのか。これで本当に勝てるのか?」
ー試合終了後ー
役人「結果から言えば大洗は惨敗だった。当然だ。たった一両でどうにかなるものではない」
役人「どうしてこんな事になった…」
役人「…駄目だな。ここで悩んだ所で答えなんて出やしない。ただ、俺としての人格が覚醒する前にこの男が何かを企てた事は確かだ。すぐに確認をしなければ」
部下「局長、大臣がお呼びです」
役人「大臣が?こんな時に…いや、むしろこの状況は好都合だ。分かった。すぐに戻るとお伝えしろ」
部下「はっ!」
ー文部科学省ー
大臣「よくやった。これで大洗学園は廃校は確実な物となる」
役人「…は、はぁ」
大臣「どうした?君の案が上手く行ったのだ。もっと喜びたまえよ」
役人「え?案とは?」
大臣「忘れたというのか?君が提案したのだろう。大洗の戦車の大半を強制的に引き上げて戦えなくするとな。それと生徒一人を別の学校へ再編入させたのも君だろう」
役人「そ、そうでした。ははっ、多忙で失念していました」
役人(馬鹿な…なぜこの男にそんな事が出来る?)
大臣「これからもこの調子でよろしく頼むぞ。この時代に学園艦など無用な存在なのだ。学園艦廃校計画が全て済んだ暁には、君に事務次官の席を約束しよう」
役人「は、はい。ありがとうございます」